点検簿を作る時に毎回毎回、曜日を入力して、休みの日を蛍光マーカーで塗る潰していませんか?
年や月を変えるだけで自動に曜日が変わってくれる方法がありますよ。
この記事では、難しいマクロを使わなくて、簡単に曜日を表示できる関数を教えます。
- 初めて点検簿を作成する人
- 表計算アプリで曜日を表示させたい
- 表計算の関数機能を覚えたい
実は今、エクセルなどの表計算アプリを使って日常点検簿を作成している職場が実に多いです。
この記事を読むことで、点検簿の作成又はワークシートで曜日を表示させる関数の使い方と内容を説明しています。
曜日を表示させる関数
今回紹介する関数は最もポピュラーな式を用意しました。
エクセルの場合
Googleスプレッドシートの場合
この関数式は、エクセルとスプレッドシートでは表示される内容が違います。
表計算アプリによって違いがあることを覚えておこう!
設定文字 | エクセル | スプレッドシート |
“aaa” | 水 | aaa |
“aaaa” | 水曜日 | aaaa |
“ddd” | Wed | 水 |
“dddd” | Wednesday | 水曜日 |
点検簿を作ってみよう
Googleスプレットシートで作る、日常点検簿の完成系です。
点検の年と月は表の上に配置します。
日にちと曜日を横軸、点検項目を縦軸にする事で日常の点検を記録できますよ。
点検簿に曜日を表示させる方法
簡単3ステップで曜日を表示できますよ。
DATEという関数を使うので、年、月、日は別々が良い。
日付1〜31と曜日は上下または左右で表示されるように表を作成する。
初心者でもわかりやすいTEXTとDATEを使った関数式を使う。
3ステップで完了!
年月の項目を作る
年月日曜日は全て別々のセルを使うこと
- 年は1箇所
- 月は1箇所
- 日は31箇所
- 曜日は31箇所
※別々のセルをつかうことにより、関数の使用時に重複しないようにする目的があります。
日付と曜日の項目を作る
点検簿の場合は、点検項目が縦軸で日常点検日が横軸の表になります。
日付は1〜31まで横軸で表を作成して入力します。
GoogleスプレッドシートをiPadで使う場合の連続数値のコピペ方法
- 日にちの表を作成する
- 1と2の連続する数値を入力する
- 1と2を合わせた31までの範囲を指定する
- アクション窓が出てきたら『自動入力』をクリック
- 範囲内に連続した数字が入力されます。
点検簿の場合は、曜日のセルは日付の表の下のほうが見やすく便利である。
曜日の項目に関数を入れる
曜日の表示させたいセル
(例)として、=TEXT(DATE($C$3,$E$3,D6),”ddd”)
意味は、文字列に変換するtext関数を使う、年月日のシリアル値から曜日を表示させます。
1には数式を入力しましたが、2以降はコピぺした方が楽
しかし‼️
この時に年のセルと月のセルは絶対値【$○$○】にすること
普通にコピペすると年と月のセル位置も移動します
だから絶対値が必要なのね
使用した関数の詳細
【TEXT】
数値を書式設定した文字列に変換する
関数名
テキスト(text)
関数式
書式例・・・TEXT( 数値,表示形式)
計算例・・・TEXT(1600,”¥#,##0″)
数値[1600]を表示形式が設定された文字列[¥1,600]に変換する
機能
TEXT関数は、数値をさまざまな表示形式を設定した文字列に変換します。
- (税込)表示・・¥#,###(税込)
- (曜日)表示・・”dddd”
- (¥)表示・・・”¥#,##0″
曜日に使う場合は
- “ddd”の場合には、『月』と表示させる
- “dddd”の場合には、『月曜日』と表示させる
※Googleスプレットシートの場合に有効
【DATE】
指定した日付を表示する
関数名
デイト (date)
関数式
書式例・・・DATE(年,月,日)
計算例・・・DATE(2020,4,1)
指定した数値[2020][4][1]から[2020/4/1]のシリアル値を返すことができます。
機能
年月日を個別のセルの数値を組み合わせて指定した日付のデータに変換できるということ。
よくあるエラー
【#VALUE!】
数値以外の値を指定した場合は、エラー値【#VALUE!】が表示される。
まだある曜日を表示させる関数
CHOOSEとWEEKDAY、DATEを使った関数式もあります。
この関数はアプリに関係なく、共通で使うことができるので便利です。
まとめ
今回は点検簿の作り方で、曜日を表示させる方法(関数式)を紹介しました。
この記事をまとめると
- 曜日を表示させる関数
- 点検簿を作ってみよう
- 使用した関数の紹介
工場勤務の実作業者でも、エクセルなどを使って作業するケースも増えてきました。
点検簿も、その一つではないでしょうか。
簡単な関数を多様化して、日常の業務に生かし表計算の面白さを知りましょう。